医療関連感染情報の季刊誌 Vol.24 No.2 (2020)

“見える化” “標準化”による説得力のある感染対策

日本医科大学付属病院

日本医科大学付属病院は、外科系ICU や高度救命救急センター、CCU、SCU などの集中治療に特化した病床を96 床有し、救命救急および高度急性期医療の中核施設として地域に貢献している。そのため他院からの紹介患者も多く、耐性菌の対策も含めた院内の感染制御に注力している。近年は医療ツーリズムによる外国人患者の増加もあり、入院時の検査体制強化とともに、病棟および外来におけるシームレスかつ一貫性のある感染対策の実践を心がけている。新興・再興感染症を含め、感染症はいまだに予防と治療の両面で大きな課題となっている。重篤性の高い患者が多い同院では、より厳格な感染制御が求められる。その取り組みの概要を感染症専門医ICD の根井貴仁先生と感染管理認定看護師CNIC の藤田昌久氏に伺った。

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