医療関連感染情報の季刊誌 Vol.27 Suppl.

69)救急集中治療における血管内留置カテーテル
68)明日から使える整形外科 手術部位感染予防
67)I C T が支援する 高齢者施設などの感染対策

Suppl.69)Y's Seminar2023【第2回】医療感染感染と消毒のWEBセミナー
救急集中治療における血管内留置カテーテル管理

司会・演者:志馬 伸朗先生(広島大学 救急集中治療医学 教授)
演者:石田 恵充佳先生(東京医科歯科大学病院 看護部 ER-ICU 集中ケア認定看護師 感染症看護専門看護師)
演者:安田 英人先生(自治医科大学附属さいたま医療センター 救急科 学内講師)

救急集中治療領域では重篤な患者さんに多種多様なデバイスを用いた侵襲的な医療が行われ、注意を要する合併症の一つに血管内留置カテーテル関連合併症がある。
本セミナーでは血管内留置カテーテル管理のあり方に関する国内外のトピック、アクセスポート管理の実態・課題と対策、
末梢静脈カテーテル管理における海外戦略とわが国の今後の方向性など血管内留置カテーテル合併症対策をめぐる争点について3名の先生方にご講演いただいた。

Suppl.68)第11回日本感染管理ネットワーク学会学術集会ランチョンセミナー
明日から使える整形外科 手術部位感染予防
-最新エビデンスと国内外ガイドラインの共通点、相違点-

司会:小林 由美江先生(足利赤十字病院 感染管理室 看護師長 感染管理認定看護師)
演者:山田 浩司先生(中野島整形外科 院長 東京大学整形外科 非常勤講師)

整形外科手術は、人工関節置換術などのインプラント治療が多く、この点で他の診療科とは大きく異なる。
インプラントなどの異物は細菌感染のリスクを高め、ひとたび感染が起きてバイオフィルムが形成されると、埋め込んだ金属自体を取り出さなくてはならなくなり、患者は多大な負担を強いられ、医療経済的にも大きな損失となる。
本セミナーでは中野島整形外科 院長 山田浩司先生に整形外科領域におけるSSI予防の争点、国内外のSSI防止ガイドラインを読み解くポイント、エビデンスに基づいた臨床で推奨される有用な予防策についてお話しいただいた。

Suppl.67)Y's Seminar2023【第1回】医療感染感染と消毒のWEBセミナー
I C T が支援する 高齢者施設などの感染対策

司会・演者:笹原 鉄平先生(自治医科大学附属病院 感染制御部 部長)
演者:四宮 聡先生(箕面市立病院 感染制御部 副部長 感染管理認定看護師)

高齢化社会の進展に伴い、感染対策は高齢者施設などの介護・福祉施設においても重要なテーマであり、介護報酬改定における業務継続計画(BCP)策定に伴って施設には一層の取り組み強化が求められている。
こうした状況から地域医療連携の枠組みの中で病院が担う支援活動にも大きな期待が寄せられている。
本セミナーでは地域ネットワークを活用した感染対策支援の重要性と施設や地域の状況を踏まえた効果的な支援アプローチの方法について2名の先生にお話しいただいた。

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