宮崎市郡医師会病院は、宮崎市郡医師会員の共同利用施設であり、地域医院からの紹介と救急を中心に診療をおこなっている。
そのため、2019 年末から始まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行時には、地域の感染対策を主導し、院内のみならず、診療所、高齢者施設、障害者施設、教育施設など院外の感染対策にも関わった。
また、同院の感染管理認定看護師(CNIC)がその取り組みを支えた。一方、同院は1997 年に地域災害拠点病院の指定を受け、近い将来予測される南海トラフ巨大地震などの災害時にも地域医療の核としての役割を果たせるよう2020 年に被災リスクが低い現在の地に新築・移転した。ハードとソフトの両面で進化を遂げた新同院の感染対策について伺った。
医療関連感染情報の季刊誌 Vol.27 No.2 (2023)
院内で培った感染対策ノウハウを地域にも還元する
宮崎市郡医師会病院

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