さいたま市民医療センターは、大宮医師会市民病院の老朽化を受け、地域の4 医師会が共同で立ち上げた。土地、建物、諸設備等はさいたま市が整備し、4 医師会が社会医療法人の認可を受けて運営している。地域の救急医療の柱となっており、特に小児救急には力を入れ、市内の小児救急搬送の半数以上を受け入れてきた。さらには災害拠点病院の指定を受け、県の災害派遣医療チーム(DMAT)や、医師会主導の災害医療チーム(JMAT)にも参画している。
そうした中、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を機に、感染対策の重要性が再認識されるようになったことを受け、現在は院内および地域の感染制御の底上げに積極的に取り組み、着実に成果を上げている。同センター副院長の塩谷猛先生を中心とした感染対策に携わるスタッフの皆さんに施設としての活動概要を伺った。
医療関連感染情報の季刊誌 Vol.27 No.3 (最新号)
地域の医療機関およびかかりつけ医と密接に連携する感染対策
さいたま市民医療センター

医療関連感染情報の
季刊誌
CARLISLE