Suppl.73)目黒区整形外科領域SSI対策講演会
整形外科手術のSSI対策バンドル
座長:辻 収彦先生(東邦大学医療センター大橋病院 整形外科 講師)
演者:山田 浩司先生( 中野島整形外科 院長 / 東京大学整形外科 非常勤講師)
手術部位感染(SSI)の予防には、エビデンスに基づいた多角的な対策の実施が不可欠である。整形外科領域におけるSSIは、人工関節置換術や骨折手術では低い発生率が維持されているものの、脊椎固定術では高止まりの状態が続いている。 本講演では、WHO、CDCのガイドラインや国際コンセンサスに基づく各種SSI予防策についてご紹介いただくとともに、ランダム化比較試験(RCT)の知見を踏まえた具体的対策、さらには脊椎固定術のハイリスク症例に対するケアバンドルの実践とその有効性についてお話しいただいた。